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個人年金のつくり方

前回、ゆとりある老後のためには、厚生年金や国民年金だけでは不十分で、
生活費を補填するための個人年金が必要だと書きました。

企業年金などの制度がある場合は、出きるだけ、その制度を活用しましょう。

今回から、企業年金制度のない企業や自営業者(個人事業者)の方が、個人年金をつくる方法について解説いたします。

個人年金をつくる方法は、国民年金基金や確定拠出年金(個人型)のように公的な制度を活用する方法と確定年金(生命保険)や変額年金保険のように民間の金融商品を活用する方法があります。

今回は、自営業者やフリーで働く方を対象とした国民年金基金について、解説します。

国民年金基金の加入資格は、自営業者やフリーで働く人など国民年金の第一号被保険者の方で20歳以上60歳未満の方で、何時でも加入することが出来ます。

掛け金の払い込みは、加入時から60歳までで、65歳より年金を受け取ることが出来ます。

この基金は、加入年齢により、掛金、年金額が決まる1口目と掛金、給付、年金の種類を選択できる2口目以降により出来ています。

例えば、30歳2ヶ月で加入した人(男性)が1口目と2口目以降分と合わせて、月額24,525円を60歳まで約30年間払い込むと、65歳から80歳までは、月額62,000円、80歳からは31,000円の年金を終身受け取ることが出来ます。

また、毎年の掛金は、社会保険料控除の対象となりますので、税金の減額も可能です。月額68,000円まで掛金を増やし、更に大きな年金を準備することも可能です。

国民年金基金の特徴は、加入時の年齢に応じた掛金が60歳まで変わらず、将来の年金額も保証されることにありますので、安定した年金を期待する人には、適した制度といえるでしょう。

次回は、確定拠出年金(個人型)について説明します。

/staff (fukuyama)

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改めて『リスクがあることを..』

7月の終わりに始まった、サブプライムローン問題の影響が
じわじわと明らかになってきました。
米国を中心とする世界経済への影響の実体が次々と明らかになり、
先行きの不安が影を落としています。
そして、株安、円高...に拍車がかかりはじめました。

その渦中で個人投資家はというと、バブルへの期待をこめて、株式や
外貨(特に米ドル)へ積極的にお金を投入してきた方はかなり損失を被っていると思います。

今回教訓になったこと。「投資性商品にはちゃんとリスクが存在すること」です。これ無視されていませんでしたか?

世界の投資家のお金は、国・企業・商品などの有望なところを探して、グルグルと回っています。失望するとすぐに資金を引き上げます。そのスピードに個人が先回りしたり、ピッタリと着いていくことはほとんど不可能なことです。

つまり、どこが買い時か、売り時か、その時々で上手く切り抜け続けることは本当に難しいことになります。

永遠に勝ち続けられていることは無いのです。

(冷静になると、負けたことを忘れていませんか?忘れようとしていませんか?)

「リスク」というもの、「その大きさ」というもの、もう一度確認しておきたいものです。

これから個人投資家が行っていくことは、
リスクと上手く付き合うことを考えて、軽減する体制を作ることです。

やはり投資先を分散したり、値動きが上下するものは買い時を集中させないということに尽きます。どうしてもトレンドを追ってしまって、この基本をなかなか実践されていないのが現実ではないでしょうか。

株と債券、日本と海外、先進国や新興国、不動産、商品、預金などの安全性資産
を一定のバランスで持って長期的に継続して組み込んでおきます。

(どれぐらいのバランス・期間で考えるかはライフプランを立てて、目標と金額を見積もります)

こうすると、大きくは勝てないけれども、大きく負けることもありません。

今こそ「短期的な投機の怖さ」が身にしみる一方で、長期分散投資の本当の重要性が
おわかりになる時期だと思います。

さあ前向きに..ピンチをチャンスに変えてまいりましょう。

/staff (yamashita)

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個人年金のすすめ

 

生命保険文化センターの調査によると、ゆとりある老後の1ヶ月当り生活費は、37.9万円とあります。

 一方、厚生年金の2007年度見込額は、夫婦二人(妻は専業主婦)の
標準モデルで、23.2万円となっています。生活観は、個人によりますので、
一律に何万円と決められませんが、公的年金だけではゆとりある老後には、
不足することは確かでしょう。

 老後資金として、ある程度の金額を準備しようとした時、私の実感から個人年金での準備をお奨めします。
 私は、30年余りある企業に勤務し、58歳で退職し、現在64歳。年金を貰いながらFP業務を行っています。
 退職金は、退職一時金と企業年金で、企業年金分は一時金として貰うことも可能でしたが、年金を選択しました。

 厚生年金と企業年金を60歳より貰い始めて、4年が経過しましたが、企業年金を選択して良かったと思っています。
 企業年金は、一時金として貰うことが出来ましたから、年金を受け取ることは、自分の年金原資分が、年金を貰う度に減っているわけですが、減っているという感じが全くありません。

 一時金で貰い、貯蓄や運用に振り向けた場合、そこから毎月不足する生活費を引き出していくことになったでしょう。引き出すたびに、残高が減るわけですから、心細い感じは否めなかったでしょう。

 年金は、どこかで年金原資が減っていても、殆ど気になりません。退職前と同じように毎月(実際は隔月ですが)給料が入ってくる感じです。

 私の場合は、企業年金(退職金の移管)という形で、公的年金を補完する個人年金を作ることが出来ました。

 企業年金制度のある企業等に勤務されている方は、企業年金を選択されることをお奨めします。

 企業年金等がない場合は、確定拠出年金(個人型)、国民年金基金、変額年金保険などを活用して個人年金を準備されることをお奨めします。

/staff (fukuyama)

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ライフプランセミナー

先週は某企業にお邪魔して、
従業員向けのセミナーを行いました。

タイトルは
「ライフプラン(生涯経済プラン)を作りましょう。」
というもの。

定時後の2時間という貴重なお時間をいただいて、これから
先行き不透明な世の中にこそ、ライフプランを立てて実行して
いく意義を説明させていただきました。

予定をはるかに超えた人数にお集まりいただいて、
講師のほうもかなりの気合が入りました。

約60ページの色々なエッセンスが入った資料を元に
実例を交えながら、知っておくべき知識をお伝えしました。

少しご紹介させていただくと、以下のようなテーマです。

 1.日本と個人を取り巻く現状
 2.今後の家計の収入と支出(負担)の見通し
 3.ライフプランを作る効果、および、作り方
 4.住宅ローンの見直し方法
 5.生命保険の見直し方法
 6.教育資金の準備方法
 7.老後資金の準備方法
 8.資産運用の目的・目標設定方法・実践
 
セミナーを実施した感想は、
2~3年前に比べてライフプランという言葉はある浸透している
ように感じました。特に2.3.4.7.8.に関心が高かった
ように思います。

各テーマの合間に演習も行いました。

 ○あなたの生涯生活資金は?

 ○あなたが将来受け取る年金額は?

をご案内したフローに従い、電卓で計算していただきました。

なにせ「他人事でなく、自分に関わる数字」なので真剣です。

大雑把ですが、電卓で弾かれた金額をまじまじと眺めておられる姿
が印象的だったと思います。
 →思ったよりも少なかったのか?多かったのか?

終了後は、FPへの相談についての問い合わせもあり、ようやく
本格的にライフプランを作るFPという専門家を認知していただいた
ように思います。

先行き不安な世の中、上手く乗り切りたい。
 →もはや成り行き任せでなく、自助努力が当たり前の時代へ。
  →1人1人がライフプランを立てて実行する。
   →解らない・気が付かないことをアドバイスする専門家。

今回つくづくセミナーを受講される方の表情や眼差しから、
3年前FPになった動機と瞼に浮かんだ未来が少しずつ現実化
してくるのを肌で感じました。

/staff (yamashita)

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