豊かな老後を送るため・・の資産運用とは。①
「貯蓄から投資へ」
この言葉、すっかり聴き慣れるようになりましたね。
しかし、日本人の資産はまだまだ預貯金に偏っているのが現状だと思います。
ただ、年金制度への不安もあり、老後の生活資金を確保するために
しっかり運用して行きたいという方も増えてきているのも事実です。
そこで「豊かな老後を送るために」の資産運用のことを書いて
みたいと思います。
~ 資産運用の目標はライフプランから ~
老後を迎える前の現役時代の運用についてですが、
この時期は「資産形成」が中心です。
そのために「老後の生活を送るために一体いくら必要なのか?」
まず見積もることが大事です。
たとえば、60歳男性の平均余命は約22年、女性は約28年です。簡単な計算
ですが定年後の生活を送るためにはご夫婦2人では年間生活費が約340万円(
毎月約28万円、平成18年家計統計調査より)とされています。平均余命まで
おおよそ8000万円が必要という計算になります。
その費用を、
①働く収入
②退職金収入
③年金収入
④手元資金の運用
によって賄うことになります。
④の運用目標は、①~③の収入では足りない金額をもとにします。
それを求めるには生活設計(ライフプラン)を立ててみることが不可欠です。
ライフプランによって、無駄な生活費や非効率なところを把握できます。
最終的には資産運用へ回せる資金の量・期間が展望できます。
具体的には必要な運用利回り(たとえば年5%以上)を逆算で求められます。
よって、老後を迎える前には「時間を味方に」「長期でやや積極的な」運用を
行っていくことをお勧めします。
(次回につづく)
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