「年金偽装」にため息
>年金問題:標準報酬月額、6万9000件改ざんの疑い
>厚労相、「組織的関与」調査へ
> (9月17日 毎日新聞 見出しより)
耐震偽装・食品偽装に続き、年金でも「偽装」と言える問題が出てきています。
世の中本当に何を信じて良いのか?
本当にわからなくなってきました(ふぅ)。
前の2つは「民間企業」ですが、今度は「国」の不祥事ですよ。
このようなことあって良いのか?
20~30代の層ばかりでなく、全年齢層からの年金不信が蔓延するような気がします。
しかも、幹部はこの数倍の件数(もはや調査できないらしいですが)の可能性を示唆
しているから、開いた口が塞がらないという状況です。
なぜそんなことをしていたのか?
中小企業に厚生年金に入ってもらう(折半の保険料を払ってもらう)ための、改ざんを組織的に行っていた、つまり、企業に改ざんを指導していたとの報道が上がっています。
その差額を別で滞納していた分に充当していたそうです。
自分たちの面目だけを考えたお役人の行為!
決して許されるべきでないでしょう。
徹底的に調査⇒責任追及⇒標準報酬月額の訂正を早くしてほしいものです。
ねんきん特別便のチェックでは、一番のポイントは加入履歴でしたが、さらに過去の報酬月額がちゃんと合っているかどうかの記載の追加と確認が必要となってきたと想います
たとえば、10%低く改ざんされていた場合、受給する時に当然10%少ない年金額で計算されてしまうのです。
報酬比例部分の年金額が本当は240万円だったとすると、年間24万円、つまり月額2万円の「受け取り損」が生きている限りずっと続く可能性があるのです。
こんなことをされて・・・
誰も平気ではいられませんね。
標準報酬額月額が訂正された場合に、本来払うべき過去の保険料をどう徴収するのか
という実務的な問題は残りますが、超特例的な処置にして、まず受給からを先に増やす
ことが先決でしょう。
10月末に行われるであろう総選挙では当然年金制度の行方も争点になるでしょう。
年金を信用ある制度に正してもらうように(ほんと当たり前のことで情けないですが)
ご自身の声を一票に反映させてまいりましょう。
/staff (yamashita) 所属:アズ・ユア・プランナー(独立系FP事務所)
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