年金記録の回復作業遅れに思う
本日1月23日の朝日新聞によれば、年金記録の回復作業がパンク状態で、平均で9ケ月かかる見込とのことです。
年金受給資格者の中には、既にご高齢の方や、生活に困っておられ、一日でも早く年金受給や年金の増額を待ち望んでいる方も多くおられるのではと思います。
社会保険庁で、年金相談の窓口の人員は増やしたが、年金記録訂正の現場への増員がなされていないことや、相変わらず縦割り意識が強く、他の課で手が相手も手伝おうとしない風土などが指摘されています。
新聞記事だけなので、誤解があるかもしれませんが、あえて思うところを書き、社会保険庁を初めとする公務員諸氏の奮起を期待します。
税金は、国民の皆様が一生懸命働いた中から出すお金です。その税金で公務員の給料を払い、色々な事業等に使用するわけです。一円たりとも無駄に税金を使うことは出来ないという気持ちにならないのでしょうか。天下りのための外郭団体の確保や数十年も前に決まった事業を、なぜ見直したり、再度国民・市民の意見を聞かずに突っ走るのでしょうか。
これだけ公務員批判や公務員制度の改革が叫ばれているのに、公務員の諸氏の中から、意識改革をしようという動きが出てこないのか、不思議です。
公務員の諸氏が任意参加の組織を設立し、国民・市民の立場に立った行政を行うことを宣言したり、民間で働く人たちとも意見交換するなどして公務員の意識を改革しようとする動きが何故出てこないのでしょうか。
労働組合は、組合員の雇用の確保や労働条件の向上を図るのが役割でしょう。しかし、現在の公務員の状況では、そこに働く組合員(公務員)がプライドを持って、仕事が出来ているでしょうか。国民・市民のために働いているというプライドを持って、仕事に働き甲斐を感じることように出来るようにするのも労働組合の重要な責任だと思います。
公務員の皆様の奮起を期待します。
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