「資産運用と金利」
高齢者が悪質な業者にだまされたとか、長年働いてもらった大切な退職金を、株式や投資信託に投資して、今回の経済環境の中で、半分以下になってしまったなどの報道がなされています。
このような、報道の中で、必ず言われるのが、「銀行等に預金しても、殆ど金利は、ゼロなので」というコメントです。
ここで、もう一度「金利」というものを素朴に考えてみましょう。
私たちがお金を貸したり、預けたりした場合、何年か時間がたって、返してもらう(預金なら下ろす場合)時、少なくとも同じ価値のお金を返してもらいたいと考えるでしょう。
何年かたつうちに、物価が上がってお金の値打ちが下がっていたとしたら、それを補填する程度の金額(利息)を付けて欲しいでしょう。これが金利の原則だと思います。
過去の金利と物価上昇を比較してみると
定期預金金利≒物価上昇 債券金利≒物価上昇+α
程度ではないでしょうか。
ここ数年間は、物価も殆ど上がっていなかったのですから、金利も殆どゼロなのは、当たり前だとも言えるのではないでしょうか。
それでは、株式などに「投資」するとは、どういうことでしょうか。預金・債券とは、どうちがうのでしょうか。
株式に「投資」することは、その会社の事業をサポートし、成果が出れば、その収益を配当金や株価の上昇という形で、受取ることを期待して行う行為です。
つまり、収益(リターン)を期待して行うわけですから、損失が出た場合にも、それを甘んじて受け入れなければなりません。これがリスクとリターンの関係です。
高齢者や定年退職した人にとっては、資産は長年働いて積み上げてきたものですから、使うときには、貯めた金額と、せめて同じ程度の価値で使用したいと考えるのが根本ではないでしょうか。もう一度、リタイアメント世代にとっての、資産運用と金利の関係を確認しましょう。
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