これからの資産運用

12月に入り、資産運用のご相談依頼が増えております。

世界金融危機後、資産運用をどのような方向性で行っていったらよいのか?

証券会社や銀行はひとつひとつの家計の状況まで考えて商品を販売していない。

好況のときも不況のときも自分で家計を守っていかねばなりません。
そのカギが、家計における資産配分にあります。

これからの資産運用は、自分の家計のライフプランをもとにいくらまで、運用にまわすか
いくらを安定性資金に置いておくかが重要であると思います。

自分の家計をしっかり分析し、根拠をもってリスクとリターンのバランスを組み立てます。

商品の販売を目的とした金融機関と違い、顧客の側に100%立ってアドバイスするのが、私達の生命線です。
グローバルな資本主義経済の荒波から家計を力強く守るパートナーとして、
ますます独立系ファイナンシャルプランナーの存在が大きくなってきていると実感する毎日です。

/staff (ito)

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投資のリスクには対処法があります

今回は投資のリスクとその対処法について書かせてもらいます。

「リスク」と聞くと「危険」というイメージがありますが、
本来、投資でいうリスクとは

「将来受け取るリターンが予測できない、確定していない」という意味です。

100万円投資して一年後に105万円になっているか、
95万円になっているか正確にはわからないのがリスクです。

ではなぜリスクを取らなければならないのか?
一般的にリスクとリターンはトレードオフ(二律背反)の関係にあると言われています。
高いリターンを得るためにはリスクも大きくなるというものです。
預貯金など元本確保される金融資産はリターンが少なくなります。

大切な老後資金の運用はできるだけリスクを回避したい。

私たちは日常生活でもリスク(予測できない事)とつきあっています。
たとえば、病気についても健康診断を定期的に行うことで、病気になるリスクに対処しています。
天気についても事前に天気予報を見て傘を持っていきます。

日頃、リスクとうまく付き合えているのはリスクをしっかり認識しているからです。

お金は儲かるところを求めて世界中をまわっています。
市場ではプロが知識と情報を駆使して運用しています。

投資リスクの性格を認識する事で対処法が見えてきます。

リスクをコントロールする方法には2つあります。

第1に分散すること(分散投資)。

第2に長期にわたって継続して投資すること(長期投資)です。

これが成功する秘訣です。

/staff (ito)

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2008年がいよいよスタート!!

新年あけましておめでとうございます。

2008年は波乱の幕開けとなりました。

2日のニューヨーク原油先物市場で1バレル100ドルを付け、米国株が年明け早々大幅安に。欧州・アジア・新興成長諸国の株式も軒並み安。

そんな流れを受けて大発会で日経平均は、一時700円以上も下げました。
原油高・一時1ドル=108円まで進んだ円高・ドル安。
衆参ねじれ国会による政局混迷など、複合して株価を押し下げています。

いままでのアメリカ一極集中からユーロ圏や中国などへの経済バランスの移行期に入り、地球環境や人間という視点が不可欠になってきています。

私はこれから「資本主義経済は少しずつマネーゲーム的色彩から、一人一人の人間にいかにすれば、より多くの価値を提供できるかのシステムづくりを問われる時代になっていく。」と思います。そして、家計こそが資本主義経済で恩恵を受けるべき最終目標であると思っています。

今年は「実務型独立FP」となって5年目となります。

100家族を超える家計を実際にプランニングさせていただき、実行援助まで行ってきました。

家計は、グローバルな経済の大変化の中、個人的な人生の問題も抱えながら何十年もの長期間に渡って維持されていかなければなりません。

「この仕事を通じて資本主義経済と個人の幸せの橋渡し役になる。」

独立時よりそんな思いで仕事をしてきました。

今年も思いっきり頑張っていきますのでよろしくお願いいたします。

/staff (ito)

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自分が投資にまわせるお金を把握しましょう

今回は、自分はどの程度の投資ができるのか?「リスクの許容度」について書かせてもらいます。

個人が投資を行う場合、リスクを回避するために長期投資が重要だと考えています。

まず、リタイメントプラン(退職後資金計画)を作成します。
長生きリスクにも対応するため現在から90歳くらいまでの収入と支出を予想します。
収入としては、退職金や年金がいつからいくらもらえるのか。支出としては、基本生活費、旅行や趣味に使いたいお金、リフォーム費用など時期と費用を予測します。
このデータをもとに自分の預貯金の残高の推移を年ごとに見ていきます。

すぐに必要となるお金や将来の基本生活費は、投資には使えません。
自分の家計で10年20年使わない余裕資金が投資にまわせるお金です。

また老後資金を使途別に3分割して考える事もできます。
① 生活資金(生活費・小遣い・趣味など)
② 予定資金(リフォーム・海外旅行・子供の結婚援助など)
③ 緊急予備資金(天災・長期療養など予期せぬ事態)

① は継続的にいる費用なので年金などでまかないます。
② は一時的なものなので退職金などを当てます。
③ は使うかどうかはわからないお金です。

この③のお金を投資にまわします。

投資にまわせるお金の金額は一人一人違います。
まず自分が投資にまわせる金額を把握しましょう。

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「投機」と「投資」は違います!!

退職金や余裕資金の資産運用を考える時に、まず押さえておきたいことは「投機」と「投資」の違いです。

「投機」とは、「機会」(チャンス)に投ずるという意味です。

タイミングを計って安い価格のときに買って、高値で売るのが勝負というものです。

感覚的には、ギャンブルに似ています。

デイトレーダーが株式の短期売買を繰り返して利益を上げるのが、その一例です。

しかし、相場は専門家でも勝ち続けるのが、不可能なものです。

個人にとっては、節度を守って、楽しむ程度がいいと思います。

それに対して「投資」とは、しっかりした計画に基づいて、自分が許容できる範囲内で、

リスクをコントロールしながら、中長期の視点で、安定的に資産を運用する事をいいます。

リスクのコントロールの仕方が重要になります。

具体的には「分散投資」と「長期運用」になると思います。

「分散投資」については資産配分(アセットアロケーション)ができているかがポイントです。

日本株式・日本債券・外国株式・外国債券などの配分の割合で運用成果がほぼ決まってしまいます。

「長期運用」で短期の変動リスクを回避します。

特に退職金などの老後資金を運用する場合、失敗が許されませんので、「投機」と「投資」の違いを区別する事が大事だと思います。

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実務家FP日記 土日編

昨日の土曜日は午前中、Aさんご夫婦が来所。
顧問客になられて4年目です。
資産運用を中心にアドバイスしています。
家計のホームドクターとして、永くお付き合いしてプランニングの成果が現実にどう現れてくるかが、勝負だと思っています。

午後からBさんご夫婦が来所。
先月顧問客になっていただきました。
今日はライフプランの第一回目のたたき台をもとに一緒に検討しました。
現在住宅の新築を計画中で、建築金額などに意思決定のためです。

夕方、Cさんが来所。
住宅購入の最後の決断をするシミュレーションと、購入時の注意点、買換えの場合の住宅ローンの組み方など。

夜はDさん宅へ。
住宅ローンの借り先の選定作業。
様々の角度から最も自分に合った金利の安いローンを比較して見つけます。
何回も住宅ローンを組んだ経験からそれぞれの金融機関の性格を知っています。

今日の日曜日は、Eさんご夫婦が来所。
先週はじめてお会いして今日はライフプランの基礎データをいただきました。
Eさんも住宅購入額の判断のために、依頼されました。

夕方、Fさんご夫婦が来所。
金利上昇に備えての住宅ローンの見直しが、きっかけで先月顧問客になっていただきました。現在ライフプラン作成中です。

顧問客様が5年後、10年後、20年後に現実の上で本当に喜んでいただけるよう頑張ろうと思います。 staff (ito)

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リタイアメントプランは楽しいプラン

私は今年の8月で47歳になります。

顧問客様のリタイメントプランを作成するときにいつも多くの事を教えていただきます。

まだ、自分が通過していない年代を生きられた[人生の先輩]です。これからどのように生きたいかの本音を語っていただいています。

厳しい現実社会を立派に生き抜いてこられた重みと強さを感じます。 その中で皆さんに共通している事があります。
それはそれぞれの立場で人生の楽しみ方を知っておられる事です。退職して時間ができて、楽しい事、やりたい事、やりがいのある事に邁進されています。

活動的で若さがあります。

ファイナンシャル・プランナーとして楽しいリタイアメントプランを作らせていただく喜びを感じます。 いろいろな事を教えていただいた分、精一杯、そのプランが金銭面で実現できるようサポートしていこうと思っています。 staff (ito)

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親子2世帯でライフプラン

最近、親子間での援助金についてのご相談も多い。

子世代は30~40代、親世代は50~60代。
子供の住宅購入などをきっかけに、親子間で話が出てくる。

子供世代は将来の収入増もそれほど見込めないが住居は高額である。
親世代は感覚的には自分たちの生活にはある程度メドがたっているので
子供世帯に少しでも応援したいと思われている。

 ○いくらまでなら援助しても自分達の老後が大丈夫か?
 ○老後の様々なリスクに対応するには、いくら準備しておけばいいのか?

など慎重に検討し援助金の額も決めなければなりません。

しかし長寿時代となり、親の相続が起こる時期には子供世代がお金のいる時期が
終わっています。子供世代は住宅ローンなどで多額の金利を負担しなければなりません。

こんな時に2世代のライフプランをつくり、親子間でもバランスのとれた資金計画を
つくります。

子世代は住宅資金・教育資金・老後資金のバランス。
親世代は老後の生活資金・趣味や旅行の資金・病気や介護のリスク費用のバランス。
2世代にとって丁度良い援助金の額をシュミレーションします。

最近は国も相続時精算課税制度を設けて、生前贈与しやすくしています。

親世代もこれをきっかけに資産運用や保険の整理など
しっかりしたリタイアメントプランをつくられる方が増えてきています。

/staff (ito)

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人生の岐路とファイナンシャルプラン

人生において大きな決断をしなければならない時があります。
そんな時に、ご相談を受けて顧問客様と出会います。
今現在も様々なご相談を受けています。

・ご主人が海外の方で、子供さんの進学をきっかけに海外移住をするかどうかの判断。
・離婚調停中で自宅を売却するかどうかの判断。
・人生最大の買い物、土地建物合わせて5000万円。どうするかの判断。

など人生の中で失敗が許されない重要な判断をしなければならない時です。

こんな時に私達FPは特にお金の面から様々なリスクを検証していきます。
考えられる様々なケースをシュミレーションし、
法律や税務・不動産の専門家の協力も得て整理していきます。

ひとつひとつ整理していくと自分で判断する根拠がみえてきます。

顧問客様にとって本当に重要で人生を左右する事なので、
いつも身を引き締めて最善の結果になるよう全力を注いでいます。

従って、決して急いで結論は出しません。
納得いくまでじっくり一緒に考えていきます。

「顧客といっしょに人生を歩む、家計のホームドクター」として..

/staff (ito)

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リタイアメントプランで不安解消!!

約2年前に私が主催する「資産運用セミナー」に参加され顧問客になられたAさん。
その時Aさんは60歳で会社を退職され、1年あまりが経っていました。

趣味の旅行や山登り・歴史の研究会など活発に行動されていました。
しかし退職から1年、予想以上の預貯金の減り方に奥様が不安を感じておられました。
Aさんは証券会社や銀行などの「資産運用セミナー」に通われ勉強されていました。
そんな時に私のセミナーに参加されました。

私たち独立系ファイナンシャルプランナーは金融機関に属していません。
したがって金融商品の売り手の立場でなく、顧客の側に立ったリタイアメントプラン(退職後の資金計画)を作成し、それをベースに資産運用のアドバイスも行います。

Aさんも90歳までのリタイアメントプランをつくられる事になりました。
奥様は自宅のリフォームを長年楽しみにしてこられました。
しかし、費用をかけ過ぎると老後に不安を残してしまいます。
ちょうどバランスのとれた金額はいくらか。
また、いくらかお子様にお金を残される予定でしたが、できるだけ身体の元気な間に趣味や旅行を楽しむためにお金を使いたいと考えておられました。

・ 年間いくらまでなら旅行などに使えるか?
・ リフォームにいくら使えるか?
・ 安定した資産運用の具体的方法は?
・ 医療保険はどうしたらよいか?

こんな疑問に答えていきました。

90歳までの長生きリスクにも対応したリタイアメントプランが完成し、安心されたようでした。

先日、お会いしましたが、Aさんらしく元気にアクティブに活動されていました。 /staff (ito)

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